「明がらす」という名前は、お菓子に表現されているある風景の物語から生まれました。
日の出かまぼこのようなお菓子の外型を明け方の空の様子に見立て、お菓子に入っているクルミの切り口がカラスが飛んでいるように見えることから、「明け方の空を飛ぶカラス」すなわち「明がらす」と名付けたものでございます。ゴマは遠くを飛ぶカラスやスズメの姿を表しております。
ちなみにこのカラスは、日本書紀に登場する神武天皇の物語に出てくる3本足のカラス「八咫烏」をイメージしております。そのため松林堂の包装紙やシールなどにデザインされたカラスは全て三本足の縁起の良いカラスがモチーフとなっています。
小さなお菓子の中に物語が広がる「明がらす」、民話のふるさとで知られる遠野にふさわしいお菓子として長くご愛顧頂いております。