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昔レジが無かった頃に、お金をしまっておくものとして使われたのが銭箱です。
入れ口が賽銭箱のように斜めになっており、一度入れたお金を出す時は逆さまに しないと
出てこないようになっています。ですからおつりは小銭をざるに入れておき、入金とは別に
分けていました。

帳面は今でいうレシート、または覚え書きのようなものでしょうか。 誰に何をどのくらい売った
のか、つけで買う場合の細かい内容などをその都度記していました。

先に挙げたそろばん、銭箱、帳面の3点セットは、お店の小机に常に 揃えておくものでした。
商いには欠かせない大切な道具だったのですね。
どの道具も、毎日欠かさず使うものだっただけに、よく使い込まれていて、手のぬくもりが感じられる一品となっています。