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こちらも大分大きなサイズの看板です。大正4年頃から使用し始め、現在も使っています。当時は店の軒先に吊るしていたので、裏も看板になっています。 (裏は甘氷の看板です)店の前の通りは毎月一のつく日に市が立ち、内陸と沿岸の交換の場として栄えた場所でした。それが由来となり、現在も当店の前の通りは 一日市(ひといち)通りといわれています。市の日は「馬千、人千の賑わいであった」と伝えられたほどで、馬の下を通らないと人の通る場所が無いという位の賑わいだったそうです。そんな市の中を行き交う人々の目にとまるように宣伝として掲げられたのが この看板なのです。写真ではちょっと分かりづらいのですが「明がらす」の文字の横には、2代目桂次郎が明がらすを広めるためにいろいろな品評会に出品し、 その結果頂いた賞が紹介されています。