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ふたつとも大正時代に実際に使われていたものです。
当時、材料や包装資材などの取引は全て郵便振替で行われていました。向かって右側は口座番号の案内で、「当店の郵便振替口座は仙台局の921番ですよ」ということを知らせる看板です。

向かって左側は電話番号です。電話は交換手を通じてかけた時代、電話をかけたい時はまず交換手に「33番お願いします」と頼みます。電話の向こうでは相手の電話線を33番の電話線につないで初めて会話が出来たのです。 当時電話の交換手は女子の花形の職業だったとか…。電話がある家はそう多くなく、「借りてかける」ことも普通に行われていた時代です。